保育の紹介

バンバンの1日


 

子どもの生得的な発達に基づく遊戯性を生かし、

遊びを中心にとらえ、子どもの潜在意識を育自することを目的としています。

 

(生得的…生き物のもつ性質が、経験や学習によらず、生まれつきであること。)

(育自…自分で育てること。)


900 登園

・お家の方とお別れをし、園の環境に気持ちを移行させ、活動を始めます。

・絵本をお家の方から読んでもらいます。(保護者で時間のある方)

・子ども達の健康状態を確認しながら、受け入れを行います。



930頃〜 自由遊び(室内・園庭)

 (室内)

・友達が集まって来て、今日の遊びをスタートさせます。

 

・園内には本や積木が置いてあり、自由に使用するなかで想像力(創造力)を高め、友達との関わり合いを育てます。

 

・本を見る・積み木遊び・縄跳び・おうちごっこ・戦いごっこ・動物ごっこなど、さまざまな集団遊びをしています。

 

(園庭)

・友達と一緒に土、泥、砂、石と関わり合い、お家ごっこやレストランごっこをするなかで、友達の気持ちに寄り添うなどの想像力(創造力)が育ち、友達とのコミュニケーション力が自然と育自されます。

 

・園庭には小さなシャベルと大きな大人用のシャベル、家庭で使用しなくなった鍋や窯、フライパン、お皿、コップ等が置いてあります。

 

・砂場遊び・鉄棒・うんてい・登り棒・サッカー・鬼ごっこ・かくれんぼ等もよくしています。



1000頃〜 野外散策(山・川・田んぼ・畑・土手など)

・季節、曜日、天候により散策場所を決定します。

・長距離の散策の日は、お弁当をリュックに入れて行きます。

 ・自然物に合わせつつ遊びを自分で見つけたり、友達と見つけたりして、五感をいっぱい使って遊びます。子ども自身が育自させる時間を保障しつつ見守ります。

 

・子ども達は自然の中で、木登りに挑戦したり、木の枝を木に立て掛けて家を作ったり、戦いごっこを自然発生的にやりだしたりします。子ども一人一人の潜在意識に向かい育自して行く力を見守ることで、成長発達を培います。




1200頃〜 お昼ごはん(お弁当)

 ・大自然の中の木々の中に包まれ、鳥の声を聴きながら、さわやかな風のすがすがしさを感じつつ、お家の方が作ってくれたおいしいお弁当を、感謝しながら頂きます。

 ・お弁当は、おにぎりを中心とした、簡単なもので構いません。

・金曜日はご飯をかまどで煮て提供します。お弁当は必要ありません。



1245頃〜 帰園

 ・リュックを背負い、園に向かって帰ります。

 

・途中草花を採り、花の蜜を吸い、スイバやカタバミを食べながら歩き、石を蹴ったり、石や棒を拾ったり。

 時にはおうちごっこ(父・母・兄・姉・赤ちゃん)の役になったりもしながら、楽しく園に帰ります。

 

・子ども達の持っている遊戯性を認めつつ、「歩いて園に帰る」と言う目的を持たせながら誘導します。



1330頃〜 お帰りの会

・自然保育のみだけではなく、身体表現・手遊び・数遊び・歌・紙芝居・絵本・お話を聞く・人前で話すことなどの保育内容を意図的に設定することも、子ども達の育ちでは必要なことです。

(身体表現)

・ピアノの曲に合わせて小動植物や天候(雨・風・雪・雲)、石、木などになり、身体を動かすことを楽しみます。

(手遊び)

・楽しみながら手を動かして、手の巧緻性を育てます。

(数遊び)

・身体で1100までの数をジャンプしながら、体で数の獲得を促し、小学校への学びの接続を行います。

(歌)

・季節や行事の曲に合わせて友達と一緒に楽しく歌います。

(紙芝居・本)

・毎日保育者に読んで貰い、知識や認識、創造性(想像性)、思いやり、意欲を育みます。

(お話を聞く)

・話を聞きながら自分の世界を拡大したり、価値観を変えたり、共に遊びながら育って行く方法を身に付けることを目的としています。その結果保育者や友達の話を聞くことの力を付けます。

(友達の前で話す)

・自分の思いや考えを自分の言葉で伝える作業を獲得し、人と人とのコミュニケーションの方法を身に付け、生活しやすくなるように育てます。