バンバンの1年間

 

自然ランド・バンバンの自然保育を中心に据えながら、日本古来の行事保育も行い、

潜在意識を育て、友達皆と一緒に生きて行く力を育てます。


〜春〜

   入園式

 

・家族全員で参加し、子ども自身が入園して行くと言う気持ちを育てます。

・バンバンの在園児、在園児の保護者も参加し、みんなで新しいお友達を迎えます。

・家族自身も子育てをしていくのだと言う気持ちを持ち、家族としての自覚も持ってもらうように設定します。


   母の日

 

・子ども達は母の日に近い金曜日のお帰りの時に、お母さんへの感謝を込めてみんなで歌を歌い、1人ずつありがとうのメッセージを伝えてプレゼント(似顔絵・工作物)を渡します。

・お母さんたちからは、子どもの様子やセレモニーの感想を一人一人述べてもらいます。


   家庭訪問

 

・保育者が子どもの家庭を知ることで、子ども達の成長発達に役立てて行きます。

 家族の皆さんが保育者と一対一で話すことで、お互いが理解し合うことができる、1つの方法となります。

・また、子ども達も保育者が子どもの家庭を訪ねることで、親しみを抱いてくれ、両者間で園での生活が円滑になります。


   父の日

 

6月の第一週目の土曜日に父親参観を設定しています。子ども達と一緒に1日通常保育を体験します。

 

・お父さんへの感謝の気持ちを込めてみんなで歌を歌い、1人ずつありがとうのメッセージを伝えてプレゼントを渡します。セレモニーのあと、お父さん達と一緒に長いお散歩に行きます。


〜夏〜

① 七夕

 

 ・お星さまに願いを込めて、子ども達は「大きくなったら何になりたいのか」を短冊に書いて、笹に飾ります。また、豊作も願い、作物やきれいな飾りも折り紙で作り、笹に飾ります。

 

・七夕の日に園庭に集まり、短冊に書いた願いを唱えながら笹を焼いて、自分の思いが笹の焼いた煙に乗り天まで届いて、また自分の所に戻って来るように祈ります。


② 生活発表

 

7月の第2木曜日に行います。

・発表は、各年齢に分かれて行います。その時によって異なりますが、歌(七夕)・身体表現・劇・ピアノ・ダンス・ペープサートなどが披露されます。

・保護者の方々は、楽器・ダンス・歌・手品・劇・大型紙芝居・切り紙など、その時の保護者の得意な分野で披露してくれます。

 子供達は、お母さんたちが何を披露してくれるのか、毎回ワクワク楽しみにしています。


③ 年長おとまり会

 

・同年齢の子ども同士で園に一泊します。午後300に園に集まってもらい、次の日の300までの24時間(夜・朝・昼)の生活を育みます。

・友達との繋がりが深まり、コミュニケーション力が育ち成長発達します。

 

〜その日の保育から…〜

(ただこ先生特製ドラム缶風呂)

・夕方、ただこ先生が焚き火で炊いてくれるドラム缶風呂に入ります。バンバンでもこの時しか現れない、特別なお風呂です。

(夕食)

・自分で食べる物を自分で作り、皆で食べることで楽しい思いができる喜びを育てます。

 

メニューはカレーで、材料の玉ネギ、人参、ジャガイモを包丁で切ります。サラダのきゅうりは園で栽培したもので、自分が食べたいように切ります。

(夜の散歩)

 

・日々の保育では昼間の散策ですが、この日は夜の散策に出かけ、その違いを体感することを育てます。

・暗い山や道に戸惑いながら、保育者と友達と手を繋ぎ、夜の星や月、虫達特にホタルを見に行きます。

 

・帰ってきたら、園庭で花火をして遊びます。


〜秋〜

祖父母参観

 

9月の第一週目の土曜日に設定してあります。一日子ども達と一緒に通常保育を体験します。

・当日おじいちゃんおばあちゃんへの感謝を込めてみんなで歌を歌い、プレゼント(似顔絵・工作物)を渡したり、感謝の言葉を一組ずつ中央に出て来て伝えたりします。

・おじいちゃんおばあちゃんからは、自分が小さかった時の様子や本日のお孫さんの様子、セレモニーの感想を一人一人に述べてもらいます。

・両親も子育てを頑張っていますが、おじいちゃんもおばあちゃんも時間がありましたら、子育てを一緒にして欲しいことを伝えていきます。

 


お月見

 

・月が大きく夜空に輝く時です。星に感謝しながら家族皆で眺め、本年の豊作を喜びつつ

 お団子を食べましょう。

・園から子ども達がすすきを取って家へ帰ります。家ではそれを飾り、お団子を作って、

 作物も供えて月に感謝しつつ、人間は宇宙の中の一つである感覚を育てます。

 


   焼き芋会

 

・おいしいサツマイモを頂いて、食べ物に感謝をする気持ちを育てます。

・地域の方々に頂いたサツマイモを、みんなでホイルで包み、準備します。子ども達が掘りに行かせて頂く年もあります。

・当日は、園の子ども達と保護者の他、園庭開放に来てくれた親子も参加頂いています。


〜冬〜

   クリスマス会


12月の第二週目の金曜日に設定してあります。保護者の皆さんは、一日子ども達と一緒に通常保育を体験します。

・お家の方々と一緒に春が来るのを楽しみに待ちます。(冬から春に向けて太陽が復活することを伝えます。)


 

・子ども達の二学期の生活発表と、保護者の方々からの楽しい催し物があります。二学期なので、一学期よりも子供たちの表現する内容は豊かになっています。


まめまき

 

・季節の節目を迎え、暦の上では春になったことを伝えます。

・自分の弱い心の部分を追い払い、心が強くなるように育みます。

・鬼のお面と升を作ります。

・豆は当日フライパンで煎り、香ばしい匂いを嗅ぎ、みんなでいただきます。

 みんなが元気に育つように、元気いっぱい豆まきをします。

・お家では柊(保護者の家から頂いたもの)と、お面と升を家に持って行って、豆まきをしてもらいます。

料理の日には園で豆ご飯を炊き、みんなで美味しくいただきます。


ひな祭り

 

・女の子のお祭りですが、男子も女子も一緒に自分の健康を祝いながら、おひな様を作り、ひな祭りをします。

・おひなさまとおだいりさまは、体を瓶に、着物は布を使い、かんむりや刀の付属品はフエルトや紙で作ります。

・当日は笹舟を作り、船の上にお雛様のかわりの小さな草や小石を乗せ、川に行って自分の無事を祈りながら流します。(流し雛)

・遊戯室に飾ってあるおひなさまの前で「うれしいひなまつり」の歌を歌ったり、ひなあられを食べたりして、皆で楽しみます。

 


  卒園式

・バンバンを卒園し、小学校へ行く希望を持って卒園式に参加する気持ちを育てます。

・卒園児の家族と、在園児の保護者の方も参加して、みんなでお祝いします。

・卒園証書のほか、職員全員からは一人一人にお祝いのメッセージを贈り、在園児からは卒園児一人一人に宛てて描いた絵をプレゼントします。

 

・午前中は卒園式と散策を行います。午後は、お弁当を食べてから、お祝いのセレモニーをします。

 在園児とその保護者から卒園児へ手作りのプレゼントを渡したり、

卒園児やその保護者から園側や職員へ記念品を頂いたりします。


【その他】

(お誕生会)

・友達のお誕生日会を皆で祝い、誕生する喜びの気持ちを持つように育てます。

・園から、お祝いのプレゼントを贈ります(その子の描いた似顔絵・手形・お祝いメッセージなどを入れたファイル)。

・保護者の皆さんには、写真、新聞形式、絵などでお子さんへのプレゼントを毎年作成して頂いています。

 お誕生日当日は、一日子どもと一緒に通常の保育の中に参加して頂きます。

・子ども達には、誕生日の子どもに似顔絵を描いて、当日お祝いの言葉を添えて渡してもらい、誕生を祝う気持ちを育てます。また、皆の前で誕生日の子のために、歌、身体表現、ピアノ、ダンスなどを披露し、表現力を養うようにします。

・お誕生日の子どもは、当日自分の行きたい散策の場所を決め、この日は先頭を歩きます。

・誕生会のセレモニーでは、時計の針のように1月~12月まで遊戯室の床にカードが置いてあり、子ども達は自分の誕生日の月に座ります。その周りをピアノのリズムに合わせながら、一回りすると1年と言うように自分の年齢だけ回り、自分の年を身体で表現をし、時間の概念を感覚として育てます。

・保護者には誕生会のカード作りや、当日の参加で子どもの成長や他の子の成長も鑑みながら、親としての自覚を持ってもらうように設定します。


(バンバン会)

・1年に4回(春夏秋冬)に行います。

・参加者は、卒園児とその家族、在園児とその家族です。

 

・春、秋、冬は朝1000に集合して頂き、リックサックを持って一日山に散策です。130に帰ってきて、全員で今日の感想を述べて頂きます。

  卒園児は、自分が練習をしてきた歌、楽器、ダンス、お話などを発表してくれます。その後皆で紙芝居を見てお帰りの歌を歌い、お帰りをします。

 

・夏は、卒園児、在園児の家族が園庭にてテントを張り、一泊または二泊しキャンプをします。お家の方々との交流会が盛んに行われます。夜はホタルを見に出かけ、帰って来てみんなで花火をします。

・次の日は朝1000に集まり、山、川等希望の所に案内します。

・在園児と卒園児の家族が集まる夏のバンバン会は、もっとも賑やかなイベントです。