保育理念

  

「自然ランド・バンバン」での3年間では、

一人一人の子どもの生得的な発達に基づいて、

自然環境を中心に据えて「自分自身と相手のしあわせ」を実現する社会を創ることを育みます。


(生得的…生き物のもつ性質が、経験や学習によらず、生まれつきであること。)


保育の特徴


1.野外散策(山の中へ)

 

・天候(雨・風・雪)に関わらず、毎日野外活動をします。

 

・野外活動によって、子ども期に育つ「感覚器官」と「運動器官」が育成され、子ども自身が生きて行く道を紡いで行く「生きて行く力」の基礎が「育自」されます。(育自…自分で育てること。)


 



2.身体表現

 

・子どもが表現したいものを創造(想像)し、思いを遂げるために行います。

 

・子ども自らがストーリーの中に身を置き、創造(想像)の世界に君臨することで、そこに起きるアクシデントに立ち向かう気持ちが育まれます。



3.絵本・紙芝居

 

・絵本や紙芝居を読み聞かせることで、絵本の世界を子どもの日々の生活に引き寄せて、遊びの中でそれを再び体験・拡大させたり、心で感じたことや思考したことを行為に表すことができるようにします。

 

・絵本や紙芝居の中の絵や文字を通して、物語の内容のイメージや言葉を獲得することで、子どもの世界・価値観・考える力が育ちます。



4.ごっこ遊び

 

・自分以外の他者になることで、他者との関わり方を育成します。

 

・子どもがやりたい時にいつでもでき、自然発生的に出現してくる遊びです。おうちごっこ・戦いごっこ・動物ごっこなど、それらの真似をして遊ぶことで、他者になり、他者を認識する力が育ちます。



5.野外料理

 

・多くの命の食べ物への感謝の気持ちを育てるとともに、生きて行くための基本的な力を身に付けるために行います。

 

・子ども達に週1回、かまどを使いご飯とみそ汁を中心に提供することで、本物の味覚を味わわせ、友達と同じ物を食べる楽しさを育みます。